1.知ってそうでよく知らないダチョウについて
アフリカに生息する世界最大の鳥類で身長は2.4~2.8m、体重100~150kg
草食生で寿命は50~60年、年に80個ほどの卵を産みます。直径16cm程度の卵は鶏の卵の約25倍!生存する生物の中で一番大きな卵で、卵を温めるのは主にオスの役目なんだそう。
飛べない代わりに強い脚力をもち、時速60~70kgのスピードで30分ほど走る続けることができます。長い脚と首、大きな目にふさふさのまつ毛を持つ愛らしい動物。
頭が小さく脳40gなのに対し大きな瞳は約60g。自分の目より脳みその方が小さいそうで
そのサイズは人の眼球ほどのサイズなんだそう。
飼育員さんだけでなく、自分の家族の顔も覚えられず家族が入れ替わったまま子どもを育てることもあるそうで...愛すべき「あほ」と呼ばれてしまうかわいいやつなのです。
2.そもそもダチョウって食べられるの?
2024年8月、全国約400店舗の吉野家で数量限定で発売された「オーストリッチ丼」。吉野家といえば牛丼なので「ダチョウ?!」と驚かれた方も多いのでは?
食肉として日本ではまだまだ馴染みの少ないダチョウですが、もちろん美味しく食べていただけます。気になるそのお味は 牛肉の赤身に似てとっても美味しい!
世界中で家畜として飼育されており、狂牛病が流行した際は牛肉の代替えとしてヨーロッパで流通しました。
日本国内でも15前後の牧場で飼育されています。
KUUTのボーンブロスに使われるダチョウの骨は茨城産。
あの牛丼の吉野家さんの子会社である スピーディア さんから仕入れています。
※お肉以外にも化粧品の開発にも力を入れられているので気になる方はぜひHPをご覧ください
3.すごい!驚きのダチョウの生態について
とにかくダチョウは怪我や病気に強い!並外れた生命力と免疫力
一般的に鳥類は怪我や病にに弱いのだけれど、ダチョウは例外。
治癒力が高いのです。
例えば、勢力争いで羽をむしりあう争いをすることがあるそうですが、ダチョウの羽は太く、それを引っこ抜かれた傷口は人の小指程度のサイズになることも。
人間であれば縫合が必要であるような傷口も数日で傷が塞がり、皮膚を再生させ脅威の回復を見せるそうです。
また、抗原が体内に入ると すぐさま「異物」と認め大量の抗体を作ることができるそうで、「免疫力」も優秀な動物なのです。
清々しいほどに忘れっぽくて「ストレスフリー」
脳みそが小さくあまりお利口さんでないダチョウ。なんにせよ忘れっぽい性格。
嫌なことがあってもすぐに忘れるのでストレスフリーな動物なんだとか。
ほ、本当かな...
本当ならそれは素晴らしく羨ましい能力ですね。
4.栄養価が高くエコ!今ダチョウが注目される理由
牛肉と鶏肉のいいとこどり! 低脂肪・低カロリー・高鉄分
牛もも、鳥ささみ、豚ももと比較してみて
タンパク質のは他のお肉に引けを取らないのに、鶏ささみほど脂質が低く、カロリーに至っては鶏ささみよりヘルシー。
鉄分は鶏ささみより遥かに多く、牛もも肉についで多く含まれています。
まさに鶏肉と牛肉のいいとこどりの栄養価。
そして顕著な特徴として、他のお肉にはあまり含まれていない貧血対策に不可欠な
ビタミンB12が豊富に含まれています。
少ない餌で大きく育つ、エコな家畜
少ない餌で大きく育つことのできるその秘密はダチョウの腸に!
ダチョウの腸は消化・吸収が良く餌の栄養を効率よく吸収することができます。その証拠に、ふんの量も匂いも少なく、ハエもとまらないそう。
1kgの牛肉を得るために11kgの穀物が必要と言われています。
一方ダチョウはといえば、同じ量のお肉を得るのに必要な穀物はたったの2.3kg
その量は、豚や鶏に必要な穀物の量より少なく、ダチョウの飼育で穀物を79%も削減することが可能です。
きたるタンパク質クライシスに備えて
2050年には今より20億人の人口増加が見込まれると予測されており、タンパク質の需要は増加の一途。また、新興国の経済成長に伴い一人当たりのタンパク質摂取量が増畜産物の需要も増えています。これがタンパク質クライシスと呼ばれる食糧危機の背景。
2050年には数千万トンのタンパク質不足が生じると推測されていて
家畜は穀物を多く消費する
↓
穀物も取り合いに
だから今、ダチョウに注目が集まるわけです。
5.エコなダチョウ余すとこなくいただく さらにエコなダチョウのボーンブロス
エコなダチョウの骨から引く、ほねのお出汁 「茨城県 平飼いダチョウ ボーンブロス」
アミノ酸がチキンの1.6倍も入った栄養価の高いボーンブロスです。
POPUPなどでご試飲いただくと
「え、ダチョウ??」と、どんな味なのか、とみなさん恐る恐る飲まれます。
心配ご無用!スッキリ爽やかで癖の少ないサッパリお出汁です。
KUUTのお出汁の中で比較すると濃厚な赤鶏のお出汁よりもスッキリ味です。
個人的には、美容大好きな女性のお客様に多く選んでいただいているイメージがあります。
ダチョウ油はかのクレオパトラも愛用していたとか。
化粧品が開発されるなど女子にはたまらない要素が満タンです。
まだまだ馴染みの少ないダチョウではありますが少しは興味を持っていただけたでしょうか。
お味の好みはもちろんですが、地球や環境についても少し思いを馳せて
ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
そして、この愛すべきかわいい生き物「ダチョウ」についてもぜひ調べてみてください。
クスクスが止まらない面白エピソードにたくさん出会えるはずです。
ダチョウ沼、ハマりますよ。
茨城県 平飼いダチョウ ボーンブロス